1982-04-14 第96回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
○森実政府委員 二〇〇〇年の世界食糧モデルは先般公表したわけでございますが、これはいわば西暦二〇〇〇年の世界の食糧の需給関係についての過去の趨勢値や現在の動向を踏まえての一つの予測数字でございます。ただ、この予測にも出ておりますように、やはり全体としては食糧の需給関係はタイトになってくる、穀物とか牛肉等の土地利用型農業の産物は割り高な時代に入ってくるだろう。
○森実政府委員 二〇〇〇年の世界食糧モデルは先般公表したわけでございますが、これはいわば西暦二〇〇〇年の世界の食糧の需給関係についての過去の趨勢値や現在の動向を踏まえての一つの予測数字でございます。ただ、この予測にも出ておりますように、やはり全体としては食糧の需給関係はタイトになってくる、穀物とか牛肉等の土地利用型農業の産物は割り高な時代に入ってくるだろう。
農林省といたしましては、昭和四十九年に世界食糧モデルによる需給展望という作業を委託して、その結果を得ているわけでございますが、これは需給決定要因といたしまして価格ファクターを入れまして、国別、地域別に分析した結果を積み上げたものでございますが、それによりますと、開発途上国におきましては一九八五年に至りましても相当量の深刻な食糧の不足という結果になっているわけでございまして、これは先ほど申し上げました
世界食糧モデルというのを農林省としても見通しを立てておるわけでございます。これによりますと、穀物と大豆を足した場合の生産量で見ますと、世界で十三億三千万トン、そのうち世界の貿易量に回るのが一億四千五百万トン、これは一九七二年でございます。そのうち日本では輸入量は二千万トンということで、約一四%弱ということになっておるわけでございます。